9/04/2013

初心



昨晩、ふと、短大時代の卒論を見つけた




人生を変えた、と言っても過言ではない

短大時代


韓国留学をする道を作ってくれた

短大時代




初心を忘れない為にも、一部抜粋して残しておこうと思う


私の誇り、自信へつながる短大時代を。




「1年生の時からこれまで、

さまざまなイベントに取り組んできた。




その中でも特に『日韓短編映画制作交流』では、

日韓交流の新たな境地を開くことに成功した。




映画祭のゲストとしても親交の深い、

イ・ミョンセ監督から


ソウル芸術大学の

カン・ハンソプ教授(元・映画振興委員会委員長)へつながり、

今回のイベントが発足した。



初めての取り組みだったこともあり、

苦労したことがたくさんあった。




自身初めてのリーダーを務め、

期限や日程、

金銭面で先生と衝突することも多かった。




毎日不安だらけで、

周りに支えられながら何か月間もの

スケジュールをこなすことができた。




また、直接交流することによって

理解が難しい部分もたくさん出てきた。




ほとんど日本語を理解することができない韓国人を相手に、

FACEBOOKやスマートフォンの翻訳アプリを使用し、

コミュニケーションを図った。




(韓国側学生代表のグヨンおっぱが

FACEBOOKに掲げた写真。


「ミユキちゃん!!私達は頑張っています!!!」

と書いてある)




違う言語で物事を伝える難しさ。




ニュアンスの違いでとらえ方も全く変わってしまう。




文化の違いにより、

期限までに約束事が守られなかったり、

興味があるはずの韓国という国に対して、

嫌になってしまいそうになることもしばしばあった。




8月10日、韓国側が日本に到着した当日、

ちょうどサッカーの日韓戦が行われていた。


また、同月15日は日本が敗戦し、

朝鮮が日本の統治から解放された記念の日であった。

(光復節)


後から聞いた話だが、

「そんな大事な日に日本でこんなことをしていて良いのか」

と韓国人学生は思ったという。




今だからこそ、歴史を気にする人は

表向きは少なくなってきているが、

複雑な部分もある。


だからこそ、

直接的な異文化交流が効果的である。




そこから信頼関係が生まれることも少なくはない。




そういう意味で、韓国は

文化を学ぶのに最適な国なのだ。




異文化を理解するのは難しいと思われがちであるが、

案外話してみれば面白い発見がたくさんある。




異文化を学ぶことで、

隣国への意識が高まり、自国への愛情が生まれる。




私がこの2年間で一番強く感じたことだ。」


(日韓学生短編映画制作交流日本側学生代表・小野幸)